ロッキー
トランペットのイントロが印象的なあのテーマ曲を聴いただけで、今も心が奮い立つ方が多いのでは。そういう私も元気がもりもりわき、さあ、やるぞという気になってしまいます。
この映画を初めて見たのは二十一歳の頃で、英語の専門学校生時代、レンタルビデオで見たと記憶しています。ストーリーはご存知のように非常にわかりやすいもので、無名の人間があるチャンスをきっかけに成功するアメリカンドリーム。ただ、面白いことにスタローン自身の姿にも重なっていて、貧乏のどん底にいた彼がこれ一作でスターダムにのし上がったことです。
さらにスタローンは、俳優は使い捨てにされるだけだと悟っていて、脚本家として映画界に残ることを目指していたのだとか。単なる肉体派に見えながら意外にも思慮深いことに驚きましたが、この映画を通して自分を磨いていったようにも私には映り、深く心に残っています。
2015年9月1日 11:26 AM