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TSUTAYAが運営する話題の図書館 利用者目線に立ち、来館者は3倍に
今回は佐賀・武雄市の武雄市図書館を訪ねました それを聞いて、いつかおじゃましたいと考えていた同図書館へついに行ってきました。 雨模様のなか、福岡市中心部から車を走らせること90分。大型スーパーなどが立つショッピングセンターの向かい側に図書館はあります。片流れの屋根をもつ建物はもともと大胆な吹き抜けをもつデザイン性豊かなもの。けれど、植栽が暗い感じだったので改装にあたって植栽などを見直し、明るい雰囲気にしたと市長はいっておられました。確かに、入口はとても入りやすい印象で、誰でもウエルカム的な空気を醸しています。 館内に入ってみると、そこはまさにTSUTAYAの世界。入口付近から館の中ほどまで販売用の雑誌や本がずらっと並びます。その見せ方がとてもうまい。つい手に取ってパラパラとなかをめくってみたくなり、私は今号で紹介している間取りの本を衝動買いしてしまいました。 肝心の図書館部分ですが、図書を置いてある部屋がいくつかに分かれてそれぞれ天井まで本棚が並んでいるほか、2階部分にあたる回廊部分の壁一面にも本棚がずらっと設置されています。そして、本棚の見せ方や配置に工夫があって、関心がないジャンルの本でも手に取りたくなってしまうのはTSUTAYAならではのノウハウでしょう。 また、本棚と通路の幅が絶妙で、自宅にこんな本棚があったらいいなと思わせるような距離感。この図書館を自分の本棚だと思って活用して、とのメッセージが伝わってくるのです。市長も「自ら利用したいと思う空間にしたかった」と、講演でいっておられましたが、その思いは見事、実現できたようです。 ところでTSUTAYAといえばスターバックスが付き物。この図書館にも入口の右手、大きなガラス窓から日が注ぐ特等席的なスペースに客席が広がります。このサービスはやはりいい。販売用でも貸し出し用でも自由に本や雑誌をもってきて、コーヒー片手に気の向くまま読めるのです。図書館内にあるからか、客席では大声で話すような人もいなく、結構もの静かで落ち着けます。 DVD・CDコーナーも品揃えは充実。特にDVDはマニアックなものまであって映画ファンにはたまらないでしょう。このTSUTAYAの運営に対しては賛否両論がありますが、新図書館になって利用者が3倍強も増えたというのは事実。図書館はやはり多くの人に利用されてこそ価値が上がり、私のような遠方の者もたまに訪れて1日、読書にふけりたくなります。そんな最高の空間である武雄市図書館。新しい図書館のあり方として、今後も注目していきたいと思っています。 武雄市図書館は以下へアクセス。 https://www.epochal.city.takeo.lg.jp/winj/opac/top.do 2014年9月2日 12:04 AM |
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