上海在住の日本人ビジネスマンと
情報交換を兼ね、福岡で交流
迅速一番プレゼンツ 第1回ビジネス交流会
少し前になりますが、商談で中国の上海を訪ねました。その際、現地で活躍されている日本のビジネスマンと知己を得たのですが、たまたまその方々が中国の祝日「国慶節」に合わせ、休暇で福岡に戻られることになりました。 そこで、この機会に福岡の経営者仲間と交流会を開いてはどうかと思い立ち、弊社が音頭をとってビジネス交流会を開く運びになりました。
大いに盛り上がった交流会。参加者のなかには福岡市の能古島を舞台にした映画「なつやすみの巨匠」を制作された弟さんがおられるなど、話題が途切れることはなく、充実した時間となりました。
当日ご参加いただいた上海在住のビジネスマンは日本を代表する不動産会社や商社、機械メーカー、弁護士、それに行政の方とそうそうたる顔ぶれ。一方、福岡の経営者は公認会計士、社会保険労務士、経営コンサルタント、カメラマン兼ライター、それに私、丸山というな面々です。
乾杯もそこそこに、まず話しが弾んだのが上海の経済事情。特に不動産関係の投資熱は相変わらずだそうで、10年で10倍もの値上がりを示し、現在も年の利回りが6%から8%で推移しているといいます。
けれど、「持てる者」と「持たざる者」の格差ははっきりしてきており、政府が投資をコントロールし始めているのだそうです。
その「持てる者」、つまり富裕層の間では輸入品の需要はさらに高まっており、ひと頃、中国人による買い占めが社会問題にもなった粉ミルクや紙オムツは相変わらず品薄だとか。福岡市内でいうと、高額マンションが投資用に次々と買われているといいます。
ただ、粉ミルクのようなナショナルブランドにとどまらず、中小企業でもビジネスチャンスはいくらでもあり、福岡市もそのバックアップに力を入れています。
方や、福岡の魅力を中国人に伝えることも行政の大きな仕事だそうです。では、中国人が福岡のどこを魅力に感じているかといえば、ショッピングが第一なのだとか。ところが、中国人が電気製品をよく買いに行くお店はなんと中国資本。それをなんとか福岡の企業に取り込めないかと、こちらも模索している段階なのだそうです。
ところで、中国といえば反日感情がとても強いと私たちは思い込んでいますが、ビジネス上では2回も会えばご縁があるといって歓迎してくれるといいます。これは現地の人でないとわからなかったこと。けれど、ある程度の会話力は必要だし、自分をどんどん主張しないと足下をすくわれるともいいます。
とはいえ、上海のダイナミズムはやはり魅力的。全国の市役所には相談窓口もありますから、ビジネスチャンスをうかがっている方は行動を起こしてみてはいかがでしょう。
2014年11月5日 1:37 AM