ライドシェアの新形態
話題のUBERを利用してみた!
今年の2月、Facebookでその存在を知った丸山。これは新しいサービスだと直感し、さっそく利用してみました。それがUBER(ウーバー)。2009年、アメリカのシリコンバレーで誕生したこのサービスは新しい形のライドシェアといえるもので、移動手段が必要な時、スマートフォンの専用アプリを通して近くを走行しているUBER登録車とマッチング。目的地まで有料で運んでくれます。
すでに世界55カ国でサービスが提供されており、日本でも東京で運用中。その2番目の都市にこの2月5日、福岡市が選ばれ、産学連携機構九州と協力しながら「みんなのUBER」として交通ニーズのデータを取るなど、有用性を検証していくのだとか。検証中はサービスエリアが福岡市内と近郊に限られ、利用料は同日から1カ月間、無料になっています。
空いた部屋を貸すAir b&bの車版のよう
東京の場合、UBERと契約したハイヤー会社が配車しているそうですが、福岡では契約した個人がふだん使っている車を利用してのライドシェア検証プログラムになります。
もともと、運用中の多くの国では個人が空いている時間を利用して自分の空いている車を活用しようというスタイルが取られており、本誌42号で紹介した個人宅の空いている部屋を旅行者に貸すAirb&bの車版といえるかもしれません。
というわけで、スマホを通して配車を頼んでみました。まず、画面を立ち上げて配車ポイントを指定。すると、そのポイント到着までどれくらい時間がかかるかが表示されます。車が手配できた時はどこから車が向かっているか、どのあたりまで来たかがGPSを利用した画面に、車のアイコンが動きながら刻一刻と表示してくれるのですが、これが妙にわくわくして、「おぉ、来てる、来てる」なんてちょっとはしゃぎたくなるような気分に。手配できない時は「利用できる車がない」と表示されます。
さて、待つこと、しばし。あっ、来ました、来ました。スマホには頼んだ車の車種とナンバー、運転者の方の顔写真などが表示されますので、個人の車といっても、どの車が来るかわかります。いざ乗ってみると、車内は片付いていてとても快適。何より運転者の方が笑顔で迎えてくれ、移動中もいろいろ会話が弾んで友人の車に乗っているような時間が過ごせました。今回、ライドシェアの検証プログラムなので料金は無料。しかし、利用にはクレジットカードの登録が必要になります。東京などではハイヤーやタクシーの配車サービスを行っており、クレジットカードで決済します。
このサービスは利用者にとっても、空いた時間を利用したい運転者の方にとってもウイン・ウインの関係になれるもの。もっと広がれば、交通システムは変革するように実感しました。
詳しくは下記公式ブログにアクセスしてください。
http://blog.uber.com/everyonesuber
まずスマホからアプリをダウンロード。必要事項を書き、登録します。
画面の案内に沿って乗車位置を選び、次に目的地を書き込んで配車を依頼。受け付てくれたら画面に車が来るまで、車の位置と待ち時間、加えて車種、ナンバー、ドライバーの顔写真などが表示されます。
到着後はスマホの画面に料金が表示されます。
2015年3月5日 2:45 AM