番外編 固定費を見直し、消費税増税対策
8%に上がった消費税。その分の収入アップが見込めない今、節約で対応するしかありませんが、これを機に見直したいのが固定費。通信費や生命保険料、光熱費など、金融機関の口座から自動的に引き落とされるこれらのお金のムダを見つければ、増税分くらいは節約できます。今回はいつものオフィス編に代わり、まずは個人の生活を守るためのムダをなくすヒントをお届けします。
こまめに見直したい通信費
スマートホンの普及で毎月の通信費が2万円、3万円という人、いらっしゃいませんか? まずは自分の暮らしに必要ないオプションを契約していたり、有料アプリを使っていないか、一度チェックしてみたいもの。
また、通話はこの際、LINEやSkypeを積極的に利用することにし、バリュー○やW○といった料金プランをもっとシンプルなプランに変更するのもいいでしょう。あるいは、通話主体なら、最近、再び注目されているガラケイにする手もあります。
同時にインターネット回線を固定から無線に変える、携帯とのセットプランにする、固定電話をやめるなど、通信費を総合的に見直してみたいものです。
節約しずらい食費はクレジットカードを活用
食費や日用品など節約が難しいものを購入する場合、ポイント還元率の高いクレジットカードで一括払いにしてみませんか。購入のたびにポイントが1〜2%たまるカードや、特売日は5%OFFになるショップ発行のカードなど、いろいろなカードがあります。
毎月の食費が5万円とするなら、5%OFFで2500円もの節約が何の努力もぜずにできるのですから、利用しない手はありません。
ただし、支払いは手数料がかからない一括払いにすること。年間使用金額による還元率の変動や年会費の有無も要チェックです。
長い目で見れば光熱費も節約可能
毎月の支払い金額が比較的低いながらも、積もり積もれば「山」となる光熱費。ムダな電気は消すなどの習慣を身につけるのはもちろんですが、思い切って最新機器に交換するというのいかがでしょう。初期投資は嵩みますが、例えば照明をLEDライトに交換することで消費電力は蛍光灯の平均2分の1に。しかも寿命は平均4倍に伸びます。
長年使っている家電製品も、最新の節電機能付きのものに買い替えれば、長い目で見ると節約につながります。
生命保険は掛け捨て型も検討を
将来への不安から高額保険に加入し、そのまま毎月かなりの額を払っている方も多いようですが、こちらも一度見直してみてはいかがでしょう。日本には遺族年金制度や入院時の高額医療費制度、介護保険制度など、公的な保障制度があります。これらで不足すると思われる必要最小限の保険額を割り出し、シンプルなプランに変更するか、負担額が少ない「掛け捨て型」で検討してみましょう。生命保険は年齢や家族構成、資産額などによって考え方が変わりますが、保険に頼らず万一の時にすぐ使える貯蓄を増やす方が賢明かもしれません。
2014年4月30日 7:38 PM