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おかげさまで弊社は創立12年目を迎え、全国のさまざまな業種のお客さま8千社以上とお取引させていただいております(2011年現在)。そこで、このコーナーではお客さまがどんなビジネスに取り組んでおられるのかを実際に訪問してご紹介させていただき、みなさまのビジネスに少しでもお役に立てればと考えております。コーヒーブレイクにでもお気軽にお楽しみください。 |
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株式会社インタークロス 栢野克己さま
トナー迅速一番の丸山です。全国の弊社お客さまを訪問する「店長丸山のおじゃましますお客さま」。大変好評をいただいておりまして、早くも第3弾をお届けすることになりました。今回おじゃましたのは福岡県福岡市のお客さま、株式会社インタークロスの代表取締役・栢野(かやの)克己さん。職業は零細企業を対象にした経営コンサルタントなのですが、ベストセラー「小さな会社★儲けのルール」(共著)をはじめ、4冊の著書をお持ちで、1 年間に100 回ほどの講演を全国各地で行っていらっしゃいます。お話をうかがうと、口調は明快。中小企業経営に参考になりそうな言葉がぽんぽん出てきます。その言葉も、ご自身が波瀾万丈の人生を送られてきただけに説得力があり、ずしんずしん心に届いてきます。そこで、いつもよりスペースを拡大し、栢野さんの魅力をお伝えします。
7度の転職、うつ病、借金返済の末の人生逆転福岡市の中心,天神にほど近い舞鶴という地にあるマンション。その1室、二間続きの事務所に入ると四方の壁をびっしり埋める張り紙に圧倒されます。「さあ! ゆこう 今日から一日が始まる」「目的 目標!! 何のために!!」「人生の成功は夢 戦 感」「2010 年〜栢野の夢・目標」などなど、そこに書かれた言葉は自分を鼓舞するためか、訪れる人に激を飛ばすためか、刺激的であり扇情的。いったい、この人はどういう人物なのでしょうか。といいつつ、実は栢野さんとはトナーのお取り引きをいただく前からのお知り合い。13 年前、「九州ベンチャー大学」に参加したことがきっかけでした。 この集まりは栢野さんが起業家や零細企業経営者、自営業者に呼びかけて開いておられる勉強会・交流会で、もう18 年も続いており、開催数は軽く1000 回を越えるそうです。では、ずっと経営コンサルタントをやっておられたのかというとそうではなくて、大学卒業後は二輪車メーカーのヤマハに就職。ところが大卒というエリート意識が災いして担当の販売店から総スカンをくらい、社宅に引きこもり。そして9カ月で退職。これ以後、6度の転職や独立を経験され、その間、うつ病に たびたびかかったり、人の連帯保証人となった親がかぶった1億円もの借金を肩代わりして抱えるなど、波瀾万丈の人生を送られています。 そんな人生が逆転したのが福岡での二度目の独立。勤務先の広告代理店を円満退社しての独立だったのですが、業績も上々に運び、借金も返済されています。ところがもっと大きな転機となったのが、ランチェスター経営で知られる経営コンサルタント竹田陽一さんとの出会いだったそうです。 ランチェスター経営とは、イギリスの自動車会社経営者、F・W・ランチェスターが考案した軍事作戦上の法則を会社経営に応用したもので、弱くて小さな会社は一騎打ちがしやすい商品を選び、一騎討ちがしやすい営業方法を取って、営業エリアを選べというもの。つまり、大手が手を出さない商品を絞り込んで選び、営業エリアも大手が見向きもしないごく限られた部分を対象にしなさいという教えです。
ベストセラービジネス書をきっかけに講演活動へ栢野さんはこのランチェスターの法則を説いたビジネス書「小さな会社★儲けのルール」を竹田さんと共著で2002 年に出版。たちまち増刷がかかるほど売れて、現在も順調に版を重ねるベストセラーになっています。 これがきっかけであちこちから講演依頼が増え、今では年間100 回を越える売れっ子講演家に。近年は国内ばかりではなくインドなど、アジア各国へも講演に出かけられています。 「今は講演活動が主。ほかに講演やセミナーなどをDVD に納めたものを販売したりしていますが、この数年でやっと収入的に安定してきましたね」と栢野さん。 テンポよく、しかもひょうひょうと語られるその半生。こちらはつい「なるほど」などと相づちを打ちながら聞き入るばかりなのですが、一つひとつのエピソードは重いものばかり。当時のご苦労は並大抵のものではなかったはずです。 また、「私ら、どうやって食べてきたのだろう」と、笑いながら話されると いう奥さんも偉い。しかも、2005 年、福岡を襲った西方沖地震をきっかけに、行ける時に世界を見ておこうと、まだ小学生だったふたりのお子さんを連れて06 年から1年をかけて家族で世界旅行に出かけられてもいます。
人生は逆転できる。成功は夢× 戦略× 感謝にあるそんな栢野さんが、今の厳しい世の中、中小零細企業のみなさんに贈る言葉が「人生は逆転できる」。 実体験から出ているだけに説得力があり、おまけに口をついて出て来る時の迫力もハンパではありません。 では、その逆転をもたらすためにどうしたらいいかといえば、「人生の成功は夢×戦略× 感謝にある」を肝に銘じ、行動することだそう。これは栢野さんの座右の銘でもあるのですが、夢を描き、その夢を実現するために戦略を立てる一方、社会や仕事、家庭、健康に感謝すべしということで、ひとつでも欠けたら持続的な成功は望めないとおっしゃいます。 さらには「なにがあってもプラス思考でとらえよ」「迷ったら人に会え。人と話せ」「成功に才能はほんの少しあればいい。とにかく行動あるのみ」「成功の99% は努力にある」などの心構え・考え方を教えてもらいました。 特に「行動すべし」は昔から繰り返し言われていることなのですが、これができていない経営者は少なくありません。 「頭ではわかっていても行動せず、結局は人のせい、社会のせいにして儲からないと嘆くばかり。そんな暇があったら、お客さまへのお礼のハガキを一枚でも多く書けと言いたいですね」 また、こんなエピソードも聞けました。高額な取り引きができるお客さまの集客方法として、ある経営者に「費用が高くてもサービスの価値の分かる社長が集まるセミナーに出席し、どんどん名刺を配布せよ」とアドバイス。その後、営業をかけたら注文がたくさん入り、今では大忙しになっていらっしゃるというもの。 そういったお話をうかがうこと、3時間超。当初は1時間と少しのつもりが、あまりにも内容が興味深いものだったため、時間が経つのも忘れてしまいました。 お忙しい中、貴重なお話、ほんとうにありがとうございました。
当店との出会いは? 格安と言う言葉に引かれて買ったリサイクルトナー。そうしたら機械が不調になり、メーカーのメンテナンスに見てもらったところ、純正品のトナーを使っていないのが原因といわれた栢野さん。そこでネットで検索したら、純正品なのに安かった弊社が目にとまり、ご注文していただいたというのが取り引きの始まりです。ところが、店長の丸山とは以前からの知り合い。不思議なご縁を感じているところです。「ものを買う時、男は安ければそれでいいと思っている。でも、女性の場合、 ちょっとした心遣い、例えば迅速一番さんだったら、トナーを扱う時に手が汚れないようにと手袋が同梱されているけれど、こういったサービスがうれしいんですよね。で、同業他社が値段でセールスをかけても迅速一番さんから取るということになる。他社もどんどん真似すべきです」と栢野さん。どうもありがとうございます。
株式会社インタークロス
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2ページ目 福岡編その1 株式会社インタークロス さま(2)
2011年6月10日 2:00 PM |
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