水を見直し、夏を健康に
夏といえば飲料の消費量が一段と増える季節。巷には多彩な飲料品があふれていますが、最も身近なものはやはり水でしょう。今回は知っているようで知らない水のお話。
人の体にとって、水は毛細血管やリンパを通じて全身に栄養分や老廃物を運ぶ大切な物質。水を飲むことは健康維持に直結し、病気というムダを防いでくれます。
では、どんなメリットがあるかといえば、
・血流がよくなり体温が上がって肩こりや腰痛、冷え性の改善が期待できる。
・代謝がアップし、ダイエットや美容効果を得やすくなる。
・快便を促し、体内の老廃物を排出しやすくする。
・肌が内側から潤い、化粧水などでの保湿効果を得られやすくする。
・体内の毒素を排出する腎臓の浄化作用がスムーズになる。
などです。ほかにも脱水症による頭痛が治まったり、関節がなめらかに動くなど体にうれしい効果が期待できます。
一日に摂る水分は2リットルを目安にし、一度に大量に飲むのではなく、こまめに飲むようにしましょう。ちなみに私は午前中、2〜3リットルの水を飲むと脳の働きが活発になり気力もアップすることを実感しています。
厳しい安全基準の水道水
ところで、水といえば現代ではミネラルウォーターを買う人が大半ですが、見直したいのが水道水。その安全基準は、ヒ素、フッ素、ホウ素、亜鉛、マンガンなど 種の含有量が一定基準以下でなければいけません。対してミネラルウォーターは 種で、基準値もゆるくなっています。水道水は「毎日飲み続けても人の健康に影響が生じない」という前提で厳しい基準が設けられているのです。
水道水に含まれる塩素が嫌いとよくいわれますが、これは害があるものではなく、むしろ雑菌の繁殖などを防ぎますし、空気に触れるとすぐ揮発するため、あらかじめ汲み置きしておけば気になりません。
最近ではおいしい水道水を供給する努力が全国的に払われており、昔に比べて味はかなり向上しているそうですよ。
2016年7月1日 5:36 PM